梅村紅美子さんは、大学卒業と同時に南医療生協に就職し21年間「弱いものの立場」に立つ職場に誇りを持って働きました。
次々と与えられる過酷な労働に耐えて働き続けるなかで、何度も
病いに倒れました。梅村さんはそれでも歯をくいしばって働き続けました。
しかし南医療生協は、仕事が原因で病気になった職員を支えるのでなく、最後には切り捨てる仕打ちをとりました。梅村さんは、2008年4月に、退職に追い込まれてしまいます。
梅村さんは、退職後すぐに南労基署に労災の申請を行いましたが、労基署は翌年1月、労災を認めない決定を下します。
梅村さんは、愛知労働局に審査請求をするとともに、医療生協に
対し慰謝料の支払いなどを求める訴訟を起こしました。
2010年11月、愛知労働局は画期的な逆転労災認定の決定を
くだしました。
そして裁判もいよいよ、安全労働配慮義務違反があるのかどうか、核心部分について本格的な審議が始まります。働く者の命と健康を守る裁判です。
ぜひご支援をお願いします。
イラスト いしばしひろやすさん